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秋野不矩(あきのふく)美術館とドライブ

今年の連休の始まりです。
今日は、成人の日(14日)、
本当だったら今頃街中は、晴れ着姿が賑わっているはず。
あいにくの大雪の成人式の日となってしまいました。

庭はあれよあれよという間に白の世界へと、変わっていきました。


今年は、日本の個人美術館や、素敵な美術館巡りをしようと、
12日早速、こと初めに静岡の天竜市にある、秋野不矩美術館を訪れました。

穏やかな連休初日、
御殿場までの東名高速、そして新東名へと入り、
素晴らしい富士山を目の前に見ながらのドライブ。

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富士山を見るとどうしてこんなに心ときめくのでしょう。

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沼津アルプスを正面に
一度この山を歩きたいと思いつつ、なかなか果たせていない。

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新東名道路、継ぎ目が少なく、静かな走りが続く。
順調に浜松北ICを降り、美術館のある天竜市へと。

天竜浜名湖鉄道、天竜二俣駅を通り過ぎて間もなく、
周りは小さな山並みが近づいてくる。
見上げると丘の上に、小さな城のような、砦のような、不思議な建物の一角
が見えてきた。

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車をパーキングへ置いて、大きく湾曲した坂道をゆっくりと登る。

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とっても気持ちのいいアプローチである。
少しづつ建物の姿が見えてくる。
なんだか、砦のようですね。

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登りきった坂の正面には、美術館の全容が現れた。

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土色の粗い壁、板張りの壁、
建物の表面は土着的な感触。
今まで訪れた美術館にはない雰囲気です。

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入口の分厚い木でつくられた扉は、ぐっと小さく、
頑丈で重たそうな扉は意外と軽く、砦はさっと、開かれた。


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中へは履物を脱いであがります。
どこかの家にでも訪問したかのようです。

入ってすぐのロビー、
白い漆喰の壁、天井は高く明るい。

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天井や壁を支える柱や梁が縦横に延びて気持ちのいい空間が広がっている。
いずれも粗削りの木材を、黒く焼いて焦がしている。

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私は、15,6年前に、東京駅にあった大丸デパートのミュージアムで開催された
”秋野不矩展、インド、大地と生命の讃歌”をみて、
体が震えるほどの感動を覚えたことを記憶している。

インドをこよなく愛し、その悠久の大地と風物を、
死ぬ間際まで描き続けていた、日本画家、秋野不矩さん。
その美術館へ、やっと訪れるjことできました。

最初の展示室は細長い空間。
床には藤のござが敷き詰められていて、
その上を踏みしめながら、作品を見ていくと、
気持ちが穏やかになっていきます。

主展示室の床は大ぶりな大理石が敷き詰められていて
白くて広くて、ふんわりとして
空間全体が柔らかな光に満たされていた。

展示されている大きな絵の力強い筆さばき、
大胆で、インドの土、建物、熱気、犬、娘・・・・すべてが乾いている。
常に砂交じりの空気がみたされているよう。
実際に不矩さんの作品は、インドの砂や赤土に膠を混ぜて、
其れを岩絵の具として使っている。

是非、今一度見てみたいと思っていた絵、
赤いサリーを纏った”インドの女性”が展示されていなかったのが
ちょっと残念でしたが、
久しぶりの不矩さんの作品との対面は、感慨深いものでした。

砦のような建物を後に来た道を下ります。

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再び、三ケ日I・Cより、今夜の宿泊地、
浜名湖畔のリゾート・ホテルへ向かいます。

ホテルは、まるで湖にぽっかりと浮いているかのような光景です。

チェック・インを済ませ、まずは、疲れた体をコーヒーでいやしました。
ロビーからみる浜名湖は,じつに穏やかでした。

運転お疲れ様!。

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Dinnerは、浜名湖に沈む夕日を見ながら、
おいしいワインにしたづつみしながらの、
遠州灘のとらふぐ会席膳をいただきました。

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