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一葉(いちよう)・・・寂しさの葉っぱ

今朝は、昨日と違って
ひんやりとした曇り日を迎えている。

庭を眺めていたら、
音もなく、葉が一枚、はらりと落ちてきました。
何か物悲しい光景です。

今日のタイトルの一葉、桐の葉のことです。
俳句の秋の季語に”桐一葉”(きりひとは)という言葉があります。
美しい言葉で、大好きです。

秋の初め,桐の葉がふわりと落ちて、秋の到来を告げる・・・・・。

古代中国の書”淮南子(えなんじ)の
”一葉落ちて天下の秋を知る”
わずかなことから物事の大勢を察知する時のたとえに使われ、
衰亡の兆しを季節の推移に重ねている。

中国の故事では、特にどの葉ということはなかったのですが
日本人はこの一葉を”桐一葉”におきかえました。

存在感のある大きな桐の葉が、はらりと落ちる様子は
どうしても哀れさを伴います。
小さな葉が次々と散っていく様子は、華やかささえ感じますが
大きな葉が落ちる様子は心に寂しさが、ひっそりと落ちていくようです。

桐一葉、歳時記を見てみると”一葉落つ” ”一葉の秋”という傍題もあります。

在りし世のままや机にちる一葉     蝶夢
桐一葉日当りながら落ちにける     高浜虚子
我宿の寂しさおもへ桐一葉        芭蕉

このようにたくさんの人に詠まれている季語です。

一葉・・・・寂しさの葉っぱ、
今日のような秋の日にこの言葉が合います。




新宿御苑のおおぎりの実が色づき始めてきたようです。
赤く色づく実も愛でてみたい。

さて我が家では、きんもくせいが少し開いてきました。
お天気の良い日にはことのほか香りを漂わせます。

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