文化・芸術

オルセーナビ派展へ

今回は、丸の内にある三菱一号館美術館で開催されている
オルセーナビ派展、前から気になっており
見に行ってきました。

ナビ派というグループとは
19世紀末のパリ、ゴーギャンの美学から影響を受けて結成された
前衛的な若き芸術家のグループでした。

ボナール、ヴァイヤール、ドニ、ヴァロットンなどなどが、名を連ねていて、
私は、ボナール、ドニ、ヴァロットンくらいしか、よく知らなかったのですが
素敵な絵の数々に魅了されました。

日常を取り上げている作品が多く、
踊ったり、語り合ったり、椅子に座り本を読んでいたり・・・と
どこにでもある光景を
ほのぼのとそして美しく描かれていて
前衛的な画家たちという先入観が消えていました。

また日本かぶれのナビと呼ばれた、ボナールは
絵のフォーマットを
日本の浮世絵や掛け軸からの取り入れており、
大変な新鮮さも感じました。

絵の鑑賞後の楽しみは
素敵なカフェで過ごすひと時
カフェのある美術館が大好きな私
併設されている、カフェ1894が
レトロでとっても素敵でした。

三菱美術館も煉瓦造りの、重厚な建物、
このカフェも、明治期の銀行営業室が
クラシカルなカフェへと生まれ変わったものです。

時代の流れを感じつつ、
素敵なカフェで、コーヒーを飲みながら
絵画の鑑賞の余韻に浸るひと時は
至福の時です。

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ミュンヘン滞在記,アカデミックな一日

昨日降った雨は大地を潤し
身も心もしっとり包まれた一日でした。
そして今日は雲の間から青空が時々顔を出して
五月晴れとなるのか・・・・

五月晴れとは、五月の初夏のさわやかな日に使う言葉のようですが、
本来の意味は、梅雨のさなかの晴れ間のことをいいます。

先週金曜日からの五月晴れの貴重な日を使って
寝具の夏への衣替え、部屋の掃除、そして鬱蒼と茂る庭の手入れと
体はフル回転、忙しい日を過ごしました。

鬱蒼と茂る庭も
ヘメロカリスやユリが咲き始めいよいよ夏の庭へと変わっています。

ヘメロカリス

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すかしユリ

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さてミュンヘン滞在記、今日は美術館、そして夕方からのレジデンツでの
室内楽の演奏会と、アカデミックに過ごした一日をご紹介します。

ミュンヘンは芸術の街と言われるように、たくさんの美術館や博物館が
レジデンツ(王宮)の周りに点在し
そして夜ともなると王宮でのディナーつきのコンサートなど
気軽に楽しむことができます。

ミュンヘンで有名な美術館、アルテ(古)・、ピナコテーク、そしてノイエ(新)・ピナコテークはあまりにもしられていますが、
私たちは、前から行きたいと考えていた、ミュンヘン市立美術館、
レーン・バッハハウス美術館へと足を運びました。

古典的近代と、現代の作品を所蔵する美術館
建物は画家であると同時に侯爵でもあったレーン・バッハのアトリエ兼邸宅を
改装された美術館。
ここに展示されているロシアの前衛画家、
カンデンスキーのコレクションを是が非でも観たく訪れました。

そして夕方からは、レジデンツ内にある由緒あるチャペルでの
室内楽演奏会を楽しみました。
このホール、
あのモーツアルトをも演奏したと言うホール
そんな歴史的場所で素敵な音楽を聴ける喜びに浸りました。

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写真展

昨日、神田にて開催されている写壇太陽選抜展を観てきました。

過日、城山カタクリの里での帰り際、
大きなりっぱなカメラを提げていた方に、
私のほうから何気なく話しかけたのがきっかけで
親しくさせていただくようになり、
この選抜展も彼女からの連絡で、行かせて戴いたわけです。

写壇太陽、彼女はここの倶楽部に属しており
ホームページを拝見して、びっくり。
彼女ならではの個性豊かな作品が多く載っている。
しかも金賞にまで受賞されている。

下手ながらも写真を撮ることが大好きな私、
是が非でも拝見させていただきたく
喜び勇んで出かけました。

すごい!すごい!
皆さんすごい!です。
もうこれはアートの世界ですね。

そして再会した彼女の作品もすごい!

何処からこのような作風が生まれるのか・・・なんて考えてしまうほど
個性的な、写真を出品されてました。

Lさん、東京タワーの写真好きでしたよ~。

Lunchを戴きながら、彼女からいろいろお話を聞きました。

お花ひとつ撮るにも、わァ~、きれい!パチリ!と、すぐさま撮ったりしない。

撮ってほしいと、花が訴えかけている花を見つけるのだそうです。
フィーリングがあった時点で、撮り始める。

ふ~ん、そうなのか・・・・。めからうろこ。

ある鳥を撮りたくて、何時間でもその鳥が来るのを待って写した、
という作品を、説明していただいた。
いつ飛んでくるのもわからない鳥を、待って、待って、待って・・・・・。
やっと飛んできた鳥へのすばやいシャッターチャンス。

背景、そして、撮った方の心うち、素人の私でもわかりました。

私みたいに、被写体に感動したらもうすぐさまシャッターを押して・・・
この目で見た感じと、全然違う、こんなではない・・・・と
後から見て、がっかりする写真がほとんど。

あァ~、写真って、難しいです・・・なんていう私、全くもって
写真のこと、カメラのことなんかわかっていませんし、
ただ、ブログに載せるために撮っているのですもの。

それでも彼女はおっしゃってました。
何しろ最初は、ただ撮って撮って撮って・・・・・数をこなすのです。
そうするうちに何かが見えてきますよ・・・・って。

朝からひどく降っていた雨、西の空が明るくなってきました。 

     
        昨日は、ほんの少しだった、シラーの群生に雫が綺麗です。
         このように庭のあちらこちらから咲き出します。Img_7067

              いよいよクレマチスも咲く時期
              一番咲きのモンタナです。
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              庭に立っていると、この香りに癒されます
              フリージャーです。
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明日からG・Wですね。

いろいろとお出かけの予定の方多いのでは。
お天気はどうなのでしょう。
私は、連休中はあまり外出はしないですね。
庭弄りをしたり
スポーツクラブで汗を流すことくらいかな。
それでもあまりに良いお天気だったら
カメラを持って近場の散策とでもいきましょうか。
カシャ・カシャ・カシャ・と
撮って、撮って、撮って・・・・・・・。

そうそう、薔薇が咲き始めたら、写真を撮りにいきましょうって
彼女から誘われました。うれしいな~。
花を撮るには、マクロレンズがいいと。
じつわ、前から持っているんです、私。
でも使えないので、買ったままなんです。(宝の持ち腐れ)
教えてくださいね~。Lさま~。

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源氏物語

このところ、新聞を開くと

必ずどこかに源氏物語千年紀と言う文字が

飛び込んできます。

1008年11月1日、

紫式部日記に源氏物語が宮中ですでに読まれていたと言う記述があり、

それからちょうど千年を迎える今年を、

源氏物語千年紀と定め、

源氏物語を後世に伝えていこうと言う事業が、

いろいろと展開されているとのことです。

10年ほど前、瀬戸内寂聴さんが、源氏物語の現代語訳を完成され、

その記念講演を、横浜まで聞きに行きました。

あの頃でももう、大分お年であったかと思われました瀬戸内寂聴さん、

お小さい体で、張りのある大きなお声で話された源氏の世界のこと、

今でもはっきりと覚えております。

講演をききおえ、源氏の世界にますます興味を抱き、

今一度、本を読みなおしてみようと

現代翻訳本を全巻購入したのでした。

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これがそのとき購入した本、全10巻です。

ところがこの本、

なんとなんと、10年間という歳月を、

ホコリにまみれたまま

本棚に横たわせていたのです。

いつか読もうと思いながら・・・・・。

Img_4849 素敵な本の装丁です。

また、一冊ずつ入っている箱に描かれている絵の美しさ、

10巻全部違う絵がかかれてます。

うっとりとするほどです。

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源氏物語絵詞(えことば)という

立派な付録までついておりました。

本を読みながら

絢爛たる王朝絵巻の世界が鑑賞できる

というものです。

こんな素敵な、大切な本が、部屋の片隅に置去りにされていたのです。

今日は3日文化の日、

歴史や文化、宗教すべてが、書かれている壮大なロマンの本、源氏物語、

若いときの感じ方とは違う感覚で読めるのかもしれません。

今日の日にちなんで、今度こそ絶対に読もうと決意を新たにしました。

できれば現代語でなく原文に挑んでみたい・・・・・、

そんな思いもふつふつと湧いている私です。

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旧白洲邸 武相荘

秋晴れの素晴しいお天気が続いています。

こんな日にはIn Door Sportsは似合いません。

思い切り太陽に触れたい。

どこか歩きに出かけましょう。

歩きながら、思い浮かんだ場所、旧白洲邸、武相荘です。

近くでありながら、訪れていませんでした。

小田急線鶴川駅より歩いて15分、わらぶき屋根の白洲邸がありました。

今でこそ急速に宅地化されていますが、昔は鶴川村と呼んでいたそうです。

白洲次郎、正子夫婦は生涯この茅葺屋根の家に移り住みました。

武相荘とは武蔵と相模の国境であったことと、

無愛想をかけて次郎氏が命名したそうです。

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なかなか楽しい書体の看板です。

Img_4493 入り口を臨みます。

大きな古い柿の木にはたくさんの柿の実がなっていました。

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入り口を入る前の休憩所

大きな次郎さんの写真が掲げられていました。今にも語りかけてきそうな気がいたします。

花瓶に活けられた花が素敵です。

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素通しのガラス窓のこの雰囲気が好きです。

昔のここからの景色は山に囲まれている光景だったかと思います。

しばらく、佇んでいると、何処からか金木犀の香りが漂ってきました。

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門から茅葺の母屋を見たところです。

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お庭から見た母屋です。

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お庭の前から散策路があります。

鈴鹿峠と書かれていました。

木々のざわめきに誘われて歩いてみましょう。

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竹林の中には石の燈が、

側にシュカイドウの花が一輪

ひっそりと咲いていました。

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足もとにはたくさんのゲンノショウコの花が咲き乱れ、

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小高い丘の上の、狛犬のような石で作られているイヌに

じっと見つめられ、

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遠くにみえる竹林が美しいです。

竹の葉のざわめきが、ここまで聞こえてきます。

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さァ~、母屋に戻って、お部屋の中を拝見いたしましょう。

残念ながら中での写真は取ることはできません。

お玄関です。

ここにも大きな花が活けらてお客様を、

お迎えしています。

部屋の中には囲炉裏端や正子さんの、数多くの随筆を著した書斎、骨董品、など

がたくさん展示されていました。

住まいの外観には余り手を加えず、身辺に正子さんの趣味に合った骨董を置いた暮らしは、88歳の生涯を閉じるまで、ここで続きました。Img_4511

こんなところにもちょっとしたお花が

飾られて・・・・。

Img_4513 ここには秋一色の大きな花活けが・・・。

なかなか趣があります。

ご夫婦は、Hobbyはちがっても、Tastは同じ・・・といっておられました。

よくわかる気がいたしました。

帰り際、ギャラリーに足を止めて、

Img_4516 この花瓶が目に入り

ちょっと、高かったのですが、

気に入ったのと、ここへ来た記念ということで、買ってしまいました。

Img_4518 早速、お庭に咲いている花を

入れてみました。

クジャクアスター、秋明菊、ホトトギス

アメジストセージ、カラミンサ、です。

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フランスそして日本のみやびな世界へ

Img_1996 春の光がやわらかくそそいでいます。。

穏やかな日和に誘われて、

昨日は一日上野の森へ足を運びました。

ルーブル美術館展、そして日本の近衛家100年の名宝展を見てきました。

まず最初にルーブル美術館展です。

美術館のなかは、人、人であふれかえっていました。

一瞬こんな日に来てしまった後悔が頭によぎりました。

作品を見るのに入場制限までだされ、30分以上も待たされました。

忍耐、忍耐・・・と待ちました。

Img_1999 18世紀のフランス宮廷美術、ルイ15世の寵愛を受けた、ポンパドゥール婦人、16世の妃マリーアントワネットらの愛用した品の数々。

フランス革命前のフランス王室の贅の限りを尽くした、豪華で精巧な
美術工芸品、あまりの美しさに眼がくらみました。

ため息の終わらぬまま進んだ出口には有名なパリのお店が出店していました。

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マリーアントワネットがこよなく愛したスウィーツ、私も大好きな”マコロン”をお土産に。

華やかなフランス宮廷の工芸品の数々が頭にキラキラ残っている中、

隣の美術館で開かれている、日本の”近衛家100年の名宝”展にもよってみた。

Img_2004

近衛家とは、遠祖藤原鎌足以来の道長、頼道などと続いてきた藤原氏の嫡流なのです。

この名宝展は、歴代の当主によって守られ、近衛家に伝来した重要な文書や宝物を一堂に集めた催しものです。

なかでも眼を引いたものは、江戸中期の当主近衛家ひろの博学多芸多才なる作品の数々には、大そうの感銘を受けました。

フランス宮廷のあの華やかさはあれはあれで、魅力を感じましたが、日本の重要作品の前に立って、ほっとする安堵感、心の落ち着く安らぎ感・・・私は日本人であったことを誇りに感じました。

日本の宮廷貴族による王朝文化から生み出された作品、伝統的なみやびの世界を堪能しました。

二つの宮廷美術を堪能し外はもう夕方近くになっていました。

夫のいない留守だからこそ、ゆっくりと時間を気にせずにできました。

後ろを振り向くと

薄暮のなか、Img_2015 国立西洋美術館が、噴水の中に小さく見えました。

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