オペラ

今年最後の舞台観劇 

先日の九州旅行から帰った翌日、
疲れているにもかかわらず、オペラ観劇でした。

今年最後の舞台観劇です。

レニングラード・国立歌劇団による ”エフゲニー・オネーギン”

レニングラード管弦楽団を引き連れての公演、

前からちょっと気になっていたオペラだったので楽しみに観てまいりました。

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Img_8878_2 ロシアの文豪、プーシキン原作のこのオペラ、
今まで観た中で決して華やかさはないものの、
舞台の簡素な美しさが目立ち、
私としては好きなオペラとなりました。

ストーリーは
たいしたことないと思って、
相手にしなかった女の子(タチアーナ)が
何年か経って再会してみると、
公爵夫人となっており、
社交界の花形となっていた。
サンクトペテルブルグの華やかな夜会で、
誰もがあこがれる淑女に変身していたタチアーナに
今度はオネーギンが熱烈な恋文を送る・・・・。

簡単な説明をするとこんな内容のストーリーなのですが、

これをチャイコフスキーがオペラ化したものです。
二人の視点は少々違うようです。
原作を読んでいないので詳しい内容はわからないですが、
原作では、主人公題名のごとくもちろん、エフネギー・オネーギン、
ところが、オペラでは、タチアーナが主人公のようになっていたのが印象的でした。

タチアーナは、始めてあったオネーギンに一目ぼれをしてしまい、
その夜は興奮のあまり一睡も出来ないまま長いラブレターを書き上げる。

”あなたはなぜ、私のところへいらしたの?あなたを知ることがなかったら、
こんなにも苦しまずにすむのに”

そして、ここで、”あなたは誰?” というアリア曲を切々と歌い上げる。

素晴しい歌声に舞台に吸い込まれました。

ロシアのトルストイの小説、”アンナ・カレーニナ”
これは映画にも上演されていてよく知られている作品ですが、

タチアーナとアンナ、二人のロシア女性があまりに対照的で、似通っている。

人妻で子供もいるアンナ、若い士官の愛にひきづられるように駆け落ち、
社交界でのうわさの種となる。
夫も世間も捨てて道ならぬ恋に走ったけれど、
結局は士官と別れ列車に飛び込んでしまう。

タチアーナは夫と世間を選び、道ならぬ恋はなかったものの・・・・・。

オペラでは割愛されていたけれど、
原作では、タチアーナの社交界の女王としての生活、
”この華やかさはうわべだけの生活”と、
決して満足をしていなかった・・・・と書かれているようです。

果たして女性としての行き方、どちらが幸せだったのでしょうか・・・・。

私にはありえない夢の世界の話でしたが、
空想の世界で、遊ばせてもらいました。

師走の日、今年最後の締めくくりのオペラでした。

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オペラ・スペシャルトーク

ロッシーニ・オペラ・フェスティバル(通称”ROF”)

近年、ヨーロッパで最も注目されている音楽祭です。

毎年8月、ロッシーニの生誕地であるイタリアの中部都市

ペーザロ市で開催されています。

私にとってロッシーニというと必ず思い出す曲、

それは”セビリアの理髪師”です。

私の実家は家族全員クラシック大好き家族でした。

特に長兄にいたっては、

常にクラシックを聞いている姿しか思い出せないくらいです。

朝、目覚めると、あの甘く切ないメロディー、それでいて軽快で・・・。

いつも、セビリアの理髪師が流れていました。

多分兄が最も好きだった曲だったのでしょう。

あれから50年以上の歳月がたった今、

ヨーロッパではなぜかロッシーニブームが湧いていると言うことを知ったのです。

そして、そのROFが日本にも上陸したのです。

いよいよ11月から日本での公演が始るのです。

この公演を記念して、

作家の林真理子さんと作曲家の三枝成彰氏のオペラトークが開催されました。

作家・林真理子さん、大のオペラファンで知られており、また音楽家・三枝さんは

オペラ”忠臣蔵、ヤマトタケル”などを発表して大きな話題を呼びました。

気になっていた、ROFの日本公演

オペラファンであることはもちろん、ロッシーニが気にかかった私、

何はともあれトークだけでも聞いてみたいとの思いで、

応募したところ

幸運にも当選したのでした。

、ロッシーニやオペラにまつわるどんなお話が聞けるのか、胸をときめかして

渋谷Bunkamura,オーチャードホールへと足を運びました。

トークはロッシーニのことはもちろん、オペラの話し満載でした。Img_4818

現在、オペラ曲だけで7万曲の音楽があると言うお話から始まり、オペラに関する裏話をたくさん聞くことができ、私の知らなかったオペラの世界がまたまた広がり、興味津々でした。

三枝さんは10歳の時にはじめてみた”夕鶴”、涙をぽろぽろ流してみたその感動、それ以来、大のオペラファンになったと話されていました。

今、一番すきなオペラは

プッチーニの”ラ・ボエーム”だそうです。

世界プッチーニ賞も取られている彼、プッチーニになりたいそうです。

そしてもう次のオペラ”特攻隊”の構想も出来上がっているとのことです。

ダイナミックな流れの中に哀愁のこもっている旋律、彼の音楽、大好きです。

次回作、オリジナル三枝オペラの完成が待たれます。

今度こそ是非観にいかなくては・・・・。

お二人のおしゃべりは、あっという間に時間は過ぎていき、

まだまだ聞いていたいトークでした。

ロッシーニオペラ、今回日本での上演は

”マホメット2世”そして”オテッロ”の2作品です。

この機会を逃したら、もう、70年くらいは上演しないだろうと言われています。

この2作品ストーリーはちょっとわかりませんが、

舞台を見たい気持ちいっぱいです。が、

リーズナブルなお値段のチケットはすべて完売、

残っているのはあまりに高すぎて・・・・。どうしようかな・・・・。

チケット売り場を横目に、会場を後にした私でした。

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