美術鑑賞

東北三県美術館巡りその3

春の東北美術館巡りもいよいよ最後です。

秋田大館から盛岡へと移り
最後の美術館、岩手県立美術館です。

郷土の美術家たちの作品群を中心としたコレクションの収集
そしてそれらを展示している美術館です。

美術館に着いたとたん、
あまりに広く明るく美しい館内に目を見張り
美術館内を歩くだけでも気持ちの良い思いでした。

没後90年を記念した”萬鐡五郎”展が模様されております。

明治18年に花巻市に生まれ、のち体を壊し気候の温かい
神奈川の茅ヶ崎へ、静養のため移り住み
41歳でなくなるまでの晩年は茅ヶ崎で過ごした萬鐡五郎です。

力強いタッチで描かれる絵は
色彩とともに強烈なインパクトを受けました。

また常設している展示室でも
郷土の画家たちによって
描かれている絵の大変すばらいものばかりに
限られた時間内での鑑賞には時間があまりも足りなく
急ぎ足で回ったことが残念でなりませんでした。

もうすこし見ていたい思いを後に再度秋田へ戻り
角館の武家屋敷の街並み散策へ向かいます。

途中盛岡のグランドホテルにて
フルコースのフレンチ創作料理を頂きました。

ここでちょっとしたハプニング
フロントに預けたコートをうっかり忘れて、
バスに乗り込んでしまいました。
しばらく走ってから気づき、慌てて
自宅へ送っていただくようホテルへ連絡するという
最後の最後でこんなことが、トホホホ・・・・・。

角館はちょうど桜が満開でした。
一度訪れたいと思っていたここ、、楽しみにしていたのですが、
今日はあいにくの雨降りになってしまい、残念です。

狭い武家通りは人、人、人、そして傘、傘、傘と
ごった返していました。

あまり人のいないところばかりだった二日間
疲れがどっと出てきたような。

盛岡発の夕刻の新幹線に乗り帰京。
こうして春の東北美術館巡りは終わりました。

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東北三県の美術館巡りその2

今日は雨風のひどい
まるで台風のような一日でした。
とんだ夏至の日でした。

雨風に打たれた庭は無残な姿となっていますが、
それでも、帰り咲きしているMy薔薇レイコやスカシユリが
たくさんの雨露を抱いて、これもまた美しいです。

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さて、
東北美術館巡り二日目は、十和田現代美術館です。

展示室に足を踏み入れた瞬間、巨大な彫刻作品が目の前に。
高さ4mはある女性像です。

肌、皺、透き通る血管、髪の毛の一本一本があまりにリアルで
鳥肌が立つ思いに足がすくみました。


昨日訪れた、白い犬のオブジェのある青森美術館と
今日の現代美術館とは青森の二大アートスポットでもあります。

十和田現代美術館は、市内のメインストリート、官庁街にあり、
通りに面して桜並木が続き、
ちょうど満開の桜がはらはらと散っていて
この光景もアートです。

館内は展示室だけでなく中庭や屋上、通りを挟んだ広場にも
大型の立体作品やストリート・ファニチャーが点在し、
あらゆる空間がアートであふれており
町全体を美術館にみたてているようでもありました。

美術館の通りを挟んだ広場には大きなカボチャ、
そうです、かぼちゃといえば
草間彌生さんの作品、ここでも見られました。

楽しい現代美術館を後にバスは奥入瀬へと向かいます。

春まだ浅き奥入瀬渓谷、
はるか昔、50年近く経つでしょうか、
新緑のまぶしい6月に、真っ青な水の流れる渓谷沿いを
歩いたことを、思い浮かべながらの散策
そして渓谷のせせらぎの聞こえる深い森の中の奥入瀬森のホテルにて
季節を味わうコースランチをいただき、
待っていたバスに乗り秋田の大舘市へ向かいました。

二日目の最後に訪れたのは
国の重要文化財に指定されている旧小坂鉱山事務所、そして
康楽館という明治の芝居小屋です。

明治初期の”富国強兵””殖産興業”政策に貢献した小坂鉱山の
その事務所、明治の近代化産業の遺産でもあり
すべて秋田杉造りとされる木造三階建て
ルネッサンス風の外観を今に残す華麗な姿で
その建築美を誇っていた。

康楽館は小坂鉱山の厚生施設として誕生し
外観は洋風、内部は純和風の日本最古の芝居小屋です。

今日も満開の桜を見ながらのアートを楽しみ
いよいよ明日は最終日、
秋田角館での桜見物、そして岩手に入ります。

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東北三県の美術館巡りその1

梅雨晴れの続く毎日です。

いま、アジサイの花が盛りを迎えています。
アジサイは、やっぱり雨の中にしっとりと咲く姿が美しいですね。

さて、4月の末、5月の連休の入る前に
東北三県の美術館を巡るツアーに行ってきました。

地方の美術館巡りのツアー参加は今回で4度目。
いつも思うのですが
地方には本当に素晴らしい美術館が存在していて
行くたびに多くの感動を得ています。

今回は青森、岩手、秋田の三日間
二カ月も前のこと、薄れていく記憶をたどりながら
纏めてみました。

まず、一日目は青森へ

はるか昔まだ新幹線がが通っていなかったときに
上野発の、寝台車、夕鶴に乗って
朝早くの青森着、そこから青函連絡船で函館まで行ったことを
思い浮かべて、すっかり変わった青森の駅
感慨深かったです。

早速、待っていたバスに乗り
20分ばかりで青森県立美術館へ

車内から見る、雪をかぶった八甲田山
市内を包み込んでいるかのように
どこからでも見えるのが印象的でした。

青森美術館のシンボル彫刻
”あおもり犬”会いたかった!

さて、県美でシャガールの舞台画を
思う存分拝見した後
集合時間までちょっと時間がある。
隣接には、あの縄文時代の住居の跡のある”三内丸山遺跡”がある。

ここまで来ていて見に行かないわけないでしょうと
一人駆け足で向かう

想像以上に素晴らしく私の頭にはロマンがいっぱい溢れてきて
まるで縄文時代に戻ったようなそんな思いにさせる、遺跡でした。

一句
夏の原、卑弥呼の風と歩みけり

もちろん卑弥呼は縄文の後の、弥生時代で登場するのだが
まあ、そこは大目に見てください。

そして今、女王卑弥呼の本を再度読み返しています。

次に向かったのは、
青森の生んだ世界に誇る版画家棟方志功記念館です。
校倉造りを模した建物は日本庭園とよく調和して、
落ち着いたたたずまいでした。

たくさんの作品のどれを見ても迫力のある作品に
このエネルギーは一体どこから来るのかと思うほど
たくさんのパワーを頂いた感じでした。

彼の仕事ぶりを、ビデオで紹介していました。
なんと彫刻を掘る手の早いこと、
しかも鼻歌を歌いながらの仕事です。
びっくりです。

アイシテモ あいしきれない
オドロイテモ おどろききれない
ヨロコンデモ よろこびきれない
カナシンデモ かなしみきれない        それが版画です

彼の言葉が印象的でした。

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癒しの旅、今日は美術館

ホテルから車で10分足らずにあるここMOA美術館。
私は過去数回訪れているが、
何度訪れても素晴らしい、心癒される美術館。

海を見下ろす美術館を、海大好き娘にぜひ見せたくて。

娘と二人ののんびり旅、
ホテルの部屋からの眺めも最高
お食事も最高、ワインも最高、
そして、海を眺めながらの温泉も最高
日常を離れ、のんびりと過ごすことのできた熱海
海からの気に浄化され、身も心も軽くなり
娘共々大満足の三日間でした。

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国立美術館へ、草間彌生展を観に、そして乃木坂ブラ散

脳梗塞で入院して以来、
健康管理を劣らずに、ということを心に刻み
朝晩は、しっかりと血圧を測っているのだが、
このところ体温をも一緒に図っている。

先週から、お昼ころから必ず微熱が出てくる
ゆうがたは38度まではいかないが
近くまで上がる。

退院してから間もなくのこの微熱は
何なのか気にかかるのだが
病院では風邪ではないかと・・・・・・。
そして入院していたので体力も落ちているので、
なかなか熱が引かないのでは…と

今日やっとやっと平熱になったかと思いきや、
昼1時に計ったらまた、37度になっている。
え~また熱・・・・と心穏やかでない。

熱の出始めたころに比べると、
家事をする気力もあるし、
元気なのです、が、
いったい何なのだろうかと
不安でならない。

くよくよしていても仕方ない
楽しいことを思い出して。

今、草間彌生さんの作品展が
新国立美術館で開かれている。
自分勝手にリハビリと称して、
5日の日思い切って出かけた。
もちろん熱が出る前のことです。

草間彌生さん、ここに至るまでは、
精神を病むほどの苦節の時代を過ごしている。
今でも病を抱えながらの、
無限の創造力をもって大作を描き続ける、
エネルギッシュさはすごい。
タイトル通り、”我が永遠の魂”
命の限り人類が踏み込んでいない
新しい世界を開拓したい・・・という。
凄い芸術家です。

美術館を出て、
ミッドタウンの中でおいしいコーヒーと軽いランチをし
プラプラと乃木坂まで歩いた。

歩いていると、
なんとなんと私のすぐ前を、
俳優の瑛太さんが歩いているではありませんか。

振り向きざまに、あたかも知り合いのような眼差しで
思わず”こんにちわ”と。
もちろん彼も優しげな笑顔で会釈してくれました。

美しかった彼です~。

ちょっと内また加減に歩くスタイルも、
笑顔も…ますますファンになりそうでした。

途中懐かしい神社の前で立ち止まっている間に
彼はいなくなっていました。

懐かしい神社は乃木神社、挙式したところです。
なんと、結婚式以来、初めて来ました。

相変わらず鳥居の横にでんと居座る、狛犬
なぜかこれだけははっきりと覚えているのですが
もう40年以上も昔のこと、周りの光景はすっかり変わり
こんなに小さな神社だったかな…
なんて感慨深かったです。

境内には、立派なソメイヨシノ、
そして鳥居の前にはしだれ桜が
今を美しく咲いていました。

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春はもうそこに

ブログを書かなければ…と思いながら
日々の煩雑さに流されて、気がつけば三月となって・・・。
月日は待ってくれません。

今日から三月に入りました。
弥生三月、日に日にあたたかくなり、春を迎える喜びも一番感じられ
木々は芽を吹き、、
そして何より、大好きな花の季節が始まり、
咲く花に、美しい夢を見られる・・・・。

先週、穏やかな春の日差しを受け
海を見ながらの真鶴、そして熱海へと美術館を回ってきました。

相模の海は
春の海ひねもすのたりのたりかな・・・
静かな、たおやかな、すっかり春の海でした。

そして、
数々の素敵な作品を前に
夢見心地の一日でした。

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マリー・アントワネットそして、ゴッホとゴーギャン展

昨年秋から、マリーアントワネット展が、開催されています。
昨年11月に出かけてきました。

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フランス史上最も神話的な人物の一人
最大の権力の座にありながら
最も不名誉な最期を遂げた彼女、
彼女の波乱の生涯を、肌で感じたく、見に行きました。

ともすれば浪費癖や放言の数々について語られていますが
華やかな展示作品は、後半に行くに従い一転。
革命で王宮を追われた後は悲劇に彩られたマリー・アントワネットでした。

処刑の日、脱げたとされる王妃の靴、
汚れて、しわの寄った小さな靴、

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そして、幽閉中に身に着けていた肌着・・・。

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じっと見つめていると、
翻弄され続けた運命がここに凝縮されているような・・・

”不幸になって初めて、人は自分が何者であるのかを知るのです”
処刑前に残した言葉が書かれていました。

断頭台に連行される姿を描いた絵画には威厳すら漂い、
王妃のイメージを払拭し、悲劇のヒロインとして、心に残りました。

マリー・アントワネット、
波瀾万丈という言葉でも表現しきれない彼女の生涯には
今でも魅了されます。
同じ女性としても彼女の生き方
子煩悩でもあったし日本文化を愛していたことなど
もっともっと、深く知りたくなってしまいました。

もう一つ作品展
こちらも昨年、東京都美術館で開催された
ゴッホとゴーギャン展

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身近な人物や風景を鮮烈な色彩と強い筆力で描くゴッホ
装飾的な筆触で想像の世界をまで表現しているゴーギャン。

牧師の家に育ったゴッホ、
南米ペルーで、幼年期を過ごしたゴーギャン

生い立ちも画風も大きく違う二人が
フランスのアルルで共同生活を始める、が、
二人の意見の相違のぶつかり合いで、
わずか二カ月で決裂を迎えてしまうのです。

そのあと、です、有名なゴッホの耳切り事件が起きたのは。

それでも、その後の二人の交友は続き、
お互いに刺激しあいながら、相手に抱いた敬愛を
作品で表現していました。

ゴッホの描いた”ゴーギャンの椅子”

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共同生活の時、ゴーギャンが実際に使っていた椅子
本人の姿はなくても存在感が伝わってくる一種の肖像画だそうです


一方ゴーギャンも晩年を過ごしたタヒチで、
ゴッホの好きだったヒマワリを入れて
”肘掛け椅子のひまわり”を描いています。

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ゴーギャンも友人ゴッホを大切にしていたことがよくわかりました。
ただ残念なことにこの絵はゴッホの死の11年後に描かれたのでした。

ゴッホは35歳という若さで、自ら命を絶ちました。

ゴッホの最後の作品であるこの絵
死を予告していたかのような、あまりに強いタッチで描かれて
不吉な予感を感じたと後から言われていたのだそうです。

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今回の作品展は二人の名前を冠して、
あまりに知られている二人の関係性に焦点を当てた作品展でした。

美術館を後にしながら
何か重い感動のような、悲しみのような
そんな思いに襲われました。





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梅見の後は美術鑑賞

熱海梅園を後に、今回の熱海行きの目的地
MOA美術館へ行ってきました。

尾形光琳300年忌、記念特別展と題して
尾形光琳の名作品,
”燕子花図屏風”と”紅白梅図屏風“の
二大国宝の特別展が公開されています。
(今日3月3日で終わりです)

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展示作品の写真はもち不可、ご紹介できませんが
素敵なMOA美術館をたっぷりと堪能した一日でした。

私はいつも申し上げるように、展示作品を鑑賞するのももちろんのこと
美術館自体を鑑賞するのも大好きなのです。
其れは建物であったり、置かれている環境であったり・・・・など

これらをまたいつものアルバムでご紹介いたします。

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鏑木清方美術館

朝晩はすっかり秋らしくなりました。
又台風が近づいていて、鬱陶しさはあるものの
ぐっすりと眠れるのがうれしいこの頃です。

先日鎌倉に萩を観に行った時
前から気になっていた”鏑木清方美術館”を訪れてみました。

私は個人美術館を訪れるのが好きで、絵画は勿論のこと
その発端がどういうものなのかを知るのも興味がひかれます。

個人美術館とは、一人の作家だけの美術館、
一人のコレクターによる美術館の二通りがあって
ここはまさに鏑木一人の作品を集めた美術館です。

美術館へは、
いつもたくさんの人でにぎわっている
鶴岡八幡宮に向かう小町通りの

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横の小道をちょっと入ると

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人一人歩いていないほどの静けさに包まれる
鎌倉市雪の下。

観光客あふれる小町通りは、脇道を一本入ると、
どこもすぐ静かになるから不思議です。

美術館はこの、静かな横道に入ったところにありました。

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ここは清方の住居でもあり画室でもあり、
清方終焉の地でもあります。
清方は、画家と同時に文筆家の顔ももっていて、
この家に来てからは、原稿用紙に向かうことが多かったそうです。


石畳を通って、玄関入口へ。
普通の家のお玄関ですね。

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中へ入ります。

清方は作家とは呼ばれませんが、たくさんの文集も出していて、
美術館に再現されている画室は畳座敷、絵の具や筆、和風のイーゼル、
そして座卓には、原稿用紙や万年筆もおかれていました。

さて、今回の展示は、大正期に描かれた美人画中心でした。

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清方は東京の下町で育っています。
下町といえど今の銀座です。
その時代の生活風俗を描いた作品の数々。
筆の先から滲み出てくるように描く女性像の美しさ、
気品の良さ、にはため息の出るほどでした。

下町育ちの清方はにぎやかなところが好きだった一方で
家の中がうるさいのは嫌だったといいます。
この鎌倉雪の下は、まさにその格好の場所のようです。

小さな小さな美術館、作品も多くはありませんが、
鎌倉散策の後の、一息つける美術館でした。

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秋野不矩(あきのふく)美術館とドライブ

今年の連休の始まりです。
今日は、成人の日(14日)、
本当だったら今頃街中は、晴れ着姿が賑わっているはず。
あいにくの大雪の成人式の日となってしまいました。

庭はあれよあれよという間に白の世界へと、変わっていきました。


今年は、日本の個人美術館や、素敵な美術館巡りをしようと、
12日早速、こと初めに静岡の天竜市にある、秋野不矩美術館を訪れました。

穏やかな連休初日、
御殿場までの東名高速、そして新東名へと入り、
素晴らしい富士山を目の前に見ながらのドライブ。

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富士山を見るとどうしてこんなに心ときめくのでしょう。

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沼津アルプスを正面に
一度この山を歩きたいと思いつつ、なかなか果たせていない。

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新東名道路、継ぎ目が少なく、静かな走りが続く。
順調に浜松北ICを降り、美術館のある天竜市へと。

天竜浜名湖鉄道、天竜二俣駅を通り過ぎて間もなく、
周りは小さな山並みが近づいてくる。
見上げると丘の上に、小さな城のような、砦のような、不思議な建物の一角
が見えてきた。

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車をパーキングへ置いて、大きく湾曲した坂道をゆっくりと登る。

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とっても気持ちのいいアプローチである。
少しづつ建物の姿が見えてくる。
なんだか、砦のようですね。

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登りきった坂の正面には、美術館の全容が現れた。

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土色の粗い壁、板張りの壁、
建物の表面は土着的な感触。
今まで訪れた美術館にはない雰囲気です。

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入口の分厚い木でつくられた扉は、ぐっと小さく、
頑丈で重たそうな扉は意外と軽く、砦はさっと、開かれた。


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中へは履物を脱いであがります。
どこかの家にでも訪問したかのようです。

入ってすぐのロビー、
白い漆喰の壁、天井は高く明るい。

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天井や壁を支える柱や梁が縦横に延びて気持ちのいい空間が広がっている。
いずれも粗削りの木材を、黒く焼いて焦がしている。

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私は、15,6年前に、東京駅にあった大丸デパートのミュージアムで開催された
”秋野不矩展、インド、大地と生命の讃歌”をみて、
体が震えるほどの感動を覚えたことを記憶している。

インドをこよなく愛し、その悠久の大地と風物を、
死ぬ間際まで描き続けていた、日本画家、秋野不矩さん。
その美術館へ、やっと訪れるjことできました。

最初の展示室は細長い空間。
床には藤のござが敷き詰められていて、
その上を踏みしめながら、作品を見ていくと、
気持ちが穏やかになっていきます。

主展示室の床は大ぶりな大理石が敷き詰められていて
白くて広くて、ふんわりとして
空間全体が柔らかな光に満たされていた。

展示されている大きな絵の力強い筆さばき、
大胆で、インドの土、建物、熱気、犬、娘・・・・すべてが乾いている。
常に砂交じりの空気がみたされているよう。
実際に不矩さんの作品は、インドの砂や赤土に膠を混ぜて、
其れを岩絵の具として使っている。

是非、今一度見てみたいと思っていた絵、
赤いサリーを纏った”インドの女性”が展示されていなかったのが
ちょっと残念でしたが、
久しぶりの不矩さんの作品との対面は、感慨深いものでした。

砦のような建物を後に来た道を下ります。

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再び、三ケ日I・Cより、今夜の宿泊地、
浜名湖畔のリゾート・ホテルへ向かいます。

ホテルは、まるで湖にぽっかりと浮いているかのような光景です。

チェック・インを済ませ、まずは、疲れた体をコーヒーでいやしました。
ロビーからみる浜名湖は,じつに穏やかでした。

運転お疲れ様!。

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Dinnerは、浜名湖に沈む夕日を見ながら、
おいしいワインにしたづつみしながらの、
遠州灘のとらふぐ会席膳をいただきました。

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